【タイ・METALEX】製造工程での不具合品をゼロに!ナノ精密が開発した管理システムの革新性に驚きの声


Date:

December 15, 20

【タイ・METALEX】製造工程での不具合品をゼロに!ナノ精密が開発した管理システムの革新性に驚きの声

製造工程での不具合品をゼロに!ナノ精密が開発した管理システムの革新性に驚きの声
 
03/12/2020
サムライアジア編集部


11月にバンコク・BITECHで開催された「METALEX 2020」に初出展したナノ精密。展示会場で、大石修寛(おおいし のぶひろ)MDと矢田一晃(やだ かずあき)マーケティング・購買ダイレクターに、不具合品を作らないための総合監視・管理システム「LINE QC SPECIALIST(以下LQS)」について話を伺った。

過去の記事でも数回にわたって解説しているLQSは、全数検査の必要性を説いてきたナノ精密が辿り着いた「製造ラインにおける理想の管理システム」だ。

LQSは、お客様の社内の製造ルールに則り、
① 製品が常に社内管理スペック範囲内(量産規格の内側)で
② 安全に、ルール通りに製造されるよう
ソフトが作業手順と測定値の自動入力、傾向表示、測定値の管理・測定器を監視・管理する仕組みである。

製造工程での不具合品をゼロに!ナノ精密が開発した管理システムの革新性に驚きの声
▲LQSシステムのワゴンで、製造ラインのどこにでも移動が可能

LQSでできること(一例)

▶︎機械精度、工程能力の可視化
▶︎設備上の具体的な問題箇所の推定(主軸の振れ精度や、使用しているホルダーやインサートなど)
▶︎各作業員の努力の度合いの可視化(センター管理/従業員の評価、給与査定にも使用可能)
▶︎各工程の処理能力を把握することで、過剰な頻度での測定を減らし、生産性の改善が可能
▶︎測定頻度管理をシステム化し、製造ルールを徹底的に守らせる。異常時には警告を発信
▶︎測定データの蓄積(ビッグデータ)による品質改善と効率化を促進

その他には機械のメンテナンスの優先順位、修理箇所の推定、機械の使用・不使用の判断、サプライヤー評価、変化点管理などにも活用できる。

METALEX 2020の振り返りと、2021年の活動計画



製造工程での不具合品をゼロに!ナノ精密が開発した管理システムの革新性に驚きの声

大石マネージングダイレクター

METALEXでは「切削のプロから『LQSは非常に良い!皆が欲しいですよ、これ!』というお墨付きをいただきました。会場でお客様と直接会話をして、LQSの仕組みをご説明して、ご理解いただくことが重要だと再認識しました。
今後は、お客様にセミナー形式で仕組みを丁寧にご説明し、ご理解いただく。 そして、希望の方へは無償でデモ機を提供し、データ収集・分析の効果を実感していただく。
この様な丁寧なPR活動をしていきたいと思います。
来年から工業団地でPR活動を展開していきます。ご期待ください」
 

製造工程での不具合品をゼロに!ナノ精密が開発した管理システムの革新性に驚きの声
 

矢田マーケティング・購買ダイレクター

「コロナ禍での出展でお客様の動員具合を心配しましたが、お陰様でたくさんの方々にブースにお越しいただきました。皆様ありがとうございました。
2021年もモノづくりの現場において、品質保証に関する様々な困りごとや問題を解決する外部ブレーンとして、皆様のお役に立てるよう、選別事業や総合監視・管理システム(LQS)のご提案をいたします」

 

ナノ精密は、2021年初頭からタイの主な工業団地をまわり、LQSのセミナーを開催する予定だ。
METALEXの会場で多くの来場者に驚きを与えたLQSの革新性を体感ください。