#9 デクシスの外観検査装置のご紹介


Date:

May 10, 21

クシスのすごいところはマルチプルイメージャーという独自の画像処理技術。
 
例えば、弊社の量産工場Fortune Crossで製造する円筒形のシャフト製品の場合、 
ワークを一回転させて、キズを捉えやすい複数の線を起点にスキャン画像を取込んで
細かなキズ・打痕・異物を検出してくれます。


 

皆さんが普段仕事で使う書類のスキャンコピーの方がイメージし易いかもしれません。
スキャンコピーは、1列のスキャンカメラが用紙の進行方向に移動して
一度に原稿を読み取る事で1枚の画像が出来上がるんですけど、
デクシスのすごいところは、一度に1枚じゃなく複数画像を読み込めるように設定できるところ
(最大8画像まで設定可能)。
 
例えば、円筒形の金属製品(ゴルフクラブのシャフトでもいいですw)をクルクル回してみると
1. 光が強く反射している部分(汚れ、さびなど明るいところで見やすいキズ)
2. 比較的暗い部分(キズ、打痕など暗いところで見えやすいキズ)
3. その中間くらいで光が反射する部分(スクラッチなど真ん中くらいで見えやすいキズ)
があるのが分かると思います。
 
この光の反射の異なる3種類のラインを起点にスキャンすると
モードの異なる3枚の画像が取り込めるわけです。
これら複数の画像を独自のアルゴリズムと画像処理技術で解析することで、
細かいキズ・打痕・異物・汚れ・サビなどを1度に検出できるのです。
 
人が検査する時も無意識にワークの向きや角度を変えてキズを見ていますが、
まさに人が検査しているような動作・要素を取り入れた設備で
人と同等それ以上の検出精度で不良を検出してくれます。

 

省人化以外のメリット

人手による検査は機動力と柔軟性に優れる反面、
作業員によって判断が分かれ品質バラツキが発生し易いものです。
ひとたび品質トラブルが発生すると急に検査基準が厳しくなった気がして
現場もクレームを恐れて過検出、良品率も低下し生産性悪化のループに繋がります。
 
この点、フィーリングや忖度なくOKとNGの境界を閾値で決められるので
熟練の目視検査員の感覚に頼っていた部分を数値で判断できるのは対外的にも強いですし、
ヒューマンエラーをなくして検査精度を均一に出来るのは自動化最大のメリットの一つです。 

 【SA-Cシリーズ概要】
検査能力:1sec〜4sec/1本あたり(回転・処理時間含む)
検出能力:傷・打痕・異物 0.15mm〜
タイプ: 半自動機(搬出入は手動・判定は自動)
何よりこちらのSACシリーズは半自動のためローコストなのが魅力です!

 


ということで、
御社でも検査員の負担を軽減し省人化を進めてみるのはいかがでしょうか?
まずはサンプルテスト評価からの打合せが可能です
もし 目視検査でお困りのアイテムがあれば是非とも一度お問合せ下さい!


それでは、今週も素敵な1週間にしていきましょうね♪

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会社名: Nano Seimitsu Co., Ltd
住所:162 Moo 17 Bangplee Industrial Estate Sio3, Debaratana Rd.,
Bangsaothong, Samutprakarn 10570 Thailand
矢田 携帯 : +66 (0)61-572-1700(日本人直通)
Email: yada@fortune-cross.com
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