#2, 0(ゼロ)PPMを可能にする「全数検査」とは?


Date:

March 17, 21

「全数検査」は、タイの品質管理のスタンダードへ! 


0(ゼロ)PPMとは、NG品を100万個分に1個も出さないこと。
実はこれ、とてつもなく難しい事なんです。

弊社でも、研磨シャフト工場(FORTUNE CROSS)を運営していますが、
毎月何千万本を生産する中、日々現場は不良削減との格闘です。
そうなんです、皆さんの工場と同じように毎日必死なのです。


日本性能と賞賛される製品とは、構成する精密部品のひとつひとつが高品質であること。
お客様に納品するパーツに、たった1個でも不適合部品(NG品)が混入してはいけません。


ナノ精密では、7年ほど前からその「全数検査」の優位性に注目し
100万個に1個のNG品も出さない「0(ゼロ)PPM」を追求してきました。

皆様によく聞かれるのですが、弊社が扱う高速選別機は、中国製や台湾製。
なぜ日本製がないのか?日本製って台湾製や中国製より優秀なんじゃない?

私も最初はそう思ってたんですけど、これにはちゃんと理由があるんです。



日本では、昔から「品質管理は自工程内完結」の考え方で
後工程に不良は流すなというのが当たり前でした。

日本の製造業の強みは「擦り合わせ」とか「つくり込み」と言われるくらいですから
出荷前の全数検査なんてナンセンス!ものづくりをサボっているような空気もあって
全数検査機の育つ土壌が少なかったのです。

一方で、当時国内需要がなく、作った部品を欧州や北米に輸出していたのが
台湾と中国でした。NG部品の混入は会社に多大な損害を与える一大事。
一連のプロセスで、NG流出を確実に止めるられるのはどこかと考えると
結局、その1個を見つけるためには、「出荷前の全数検査」しかないというのが結論で
このビジネス環境・思想の違いこそが、台湾、中国の検査精度・技術・競争力を育ててきたのだと思います。

今でもたくさんの人手をかけて選別を行う企業様が多いと思います。
ただ、人の手による100-200万個の全数検査は容易ではありません。

「私なら1日5-6個は、見逃していることでしょう、1週間で確実にクビです」

検査精度はバラつくし、体調によっては見逃しもあり得ます。
一方で、お客さんの要求は上がり、一度不良が出ようものなら
ますます厳しく管理されます。

結局、製造技術がどこまで上がっても、この数量単位での品質保証は大変難しく
突発的に出来たNGなら食い止めるのはなおさら困難です。

弊社では、「寸法検査」、「組織(硬度)異常」、「外観検査」など
さまざまなご要望に合わせて、各種検査機、自動機を提案しております。

自らシャフト工場を経営し、量産メーカーの苦労を理解するからこそ、
選別事業にこのノウハウを反映できる
これこそが弊社最大の強みと考えております。

 

どんなご相談も承りますのでご質問・興味がある方は、遠慮なくお問合せください。
それでは、本日も素敵な1日にしていきましょうね♪

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会社名: Nano Seimitsu Co., Ltd/Fortune Cross (Thailand) Co., Ltd


住所:162 Moo 17 Bangplee Industrial Estate Sio3, Debaratana Rd.,
Bangsaothong, Samutprakarn 10570 Thailand

矢田 (YADA) Mobile: +66 (0)61-572-1700(日本人直通)
Email: yada@fortune-cross.com

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