ニュース&イベント

LQS x MARPOSS による測定データの自動入力

今週はLINE QCシステムに関する配信です。   LINE QC SPECIALISTは、単品部品の量産工場を対象にしたシステムです。 製造中に不良を作らせないため各種作業の監視機能やルールを守らせる仕掛けを搭載し リアルタイムに品質判定や傾向管理を行う傾向管理システムです。   これまで測定データの自動入力はミツトヨ製の測定器のみでしたが 今般、プログラムアップデートにより 他ブランドの計測システムとの連携が可能になりました。   ▲TMT社様によるLINE QCシステム運用の様子。   測定データの自動入力は、作業効率・スピードが格段に上がるほか、 作業者の負担軽減や品質データの信頼性向上に役立ちます。 ゲージによるGO/N...

自動組立+画像選別 / Assembly + Optical Sorting

今週は自動組立+画像選別に関する配信です。   NANOでは画像選別の他、簡易部品の自動アッセンブリーをしています。 車載ヘッドランプ部品で厳しい品質管理が求められるため 自動アッシーの後、100%画像検査を通し品質保証を行います。     従来の人手による組立はボトルネック工程でもあり 品質問題(ゴムがねじれたり、傾いたり、欠陥)やコストダウンが課題となっていました。   自動機によるアッセンブリー工程へと変更し、 さらに自動選別から梱包までをNANOが一気通貫で請負うことで、 コストダウン、生産キャパ、品質の問題を一挙に解決した事例です。   弊社と一緒に自動機を開発して、量産までのお手伝いも可能ですし、 その組立工程...

自動選別機とEDDYのコンビネーション

今週はEDDY(渦電流選別装置)に関する配信です。   材料違いや工程飛びなど熱処理異常の検査で活躍するEDDYですが、 自動選別機に装着するタイプもあります。   弊社顧客のTA社様では、サイズ・形状が同じ、硬度の異なる2つの製品が流動していました。 車載向けのボルトで顧客も異なるため、万一社内でMIXが発生してしまった場合 流出を止める確実な方法として自動選別機とEDDYのコンビネーションを採用頂きました。   セレーション部分の高周波焼入れの有無を検出するため、ゲート状の特殊プローブを製作。 モニターで渦電流の波形の範囲を指定し良否判定を行います。   通常、硬度測定は抜取り検査で数個しか確認できませんが、 これなら非破壊で1...

標準ホッパーのご紹介

今週はホッパーに関する配信です。   弊社は選別機の他、ワークを自動供給するホッパーも扱ってます。 標準機なので、ある程度デザイン、パターンは決まってますが、 操作が簡単でコスト競争力があるのが特徴です。   ▲RJ社様に納品した標準ホッパーの様子 コンベアタイプとバッチタイプ2種類のホッパーをご用意しています。 作業スペース、ワークサイズに合わせて使い分けが可能です。 近接センサーを搭載しているため パーツフィーダー内のワーク量を感知し自動で補充を行います。   投入口高さは1.4METER~ですが、寸法の相談も承ります。 もちろんNANOによるアフターサービスが付きますので、 ホッパー(投入機)にご興味のある企業様はお気軽にお問合せ下...

接触式の半自動検査装置

今週は半自動検査装置に関する配信です。   先日複雑なキャブレタ部品の計測用に半自動機を納品しました。 上下にセットしたキーエンスのGT2(接触式変位センサ)でワークを挟み 薄いパイプの中溝、切り欠き、スポット溶接したブラケット高さを測定する 接触式の半自動検査装置です。     もともとはドロップゲージを使って人で判定していましたが ミクロン台の検査を素早くかつ正確に継続する事は至難の業です。   ワークの投入・排出は人が行い、測定のみ自動化することで人によるミスをなくし 作業者の負担軽減はもとより測定データの信頼性が向上します。   サイクルタイムは 6秒/PC。 1日のアウトプットは、約4,0000個/(1シフト)...

LINE QCシステムxMARPOSS 計測システムと連携

今週はLINE QCシステムに関する配信です。   先日開催した第2回LINE QCセミナーでも紹介したのですが、 LINE QCシステムで自動転送可能な測定機器が増えました。   これまで測定データの自動入力は ミツトヨ製のU-WAVE(ワイヤレス通信)対応の測定器のみ対象でしたが、 このたび LINE QCシステムのプログラムをアップデートしたことにより 他ブランドの計測システムとの連携が可能となりました。   ▲MARPOSS製(伊)エアマイクロ・電子ゲージとの連携図。 測定器の種類によっては通信規格の確認が必要です。 これによりエアマイクロや電子ゲージなどミツトヨ製以外の様々な測定器から 測定データを自動転送できるようになりました ...

ファスナー部品(Eリング、ワッシャー、クリップ、ナット類等)

今週は弊社のファスナー事業に関する配信です。   弊社はNANO台湾から毎月大量のファスナー部品を出荷しています。 タイをはじめベトナム、インドネシア、メキシコ、インド向けに 様々なファスナー部品(Eリング、ワッシャー、クリップ、ナット類等)を納品しています。 (前回記事はこちら)   こちらは順送プレスによるスプリングナットの製造工程。 1回のプレスで、絞り+タップ+曲げ加工を行うので 品質も安定し工程飛びの心配が要りません。   当該部品は車載ヘッドランプの部品なので、 この後、オーステンパー熱処理して、ジオメット処理が入りますが、 製品に応じて様々な熱処理、表面処理が可能です。   弊社が扱うファスナー品の特徴として、 ...

第2回 LINE QC SPECIALIST WEBセミナー開催!

今週の配信は品質管理システムLINE QC SPECIALISTのセミナーに関する案内です。 工程内検査やNANOが得意とする出荷前自動選別を徹底すれば、 NG(不具合品)を見つける精度は向上するもののNG品そのものは減りません。 NGを根本的に減らすには、工程内不良を極力減らす必要があります。 自社の製品の品質傾向と工程能力を正しく把握し、抜取り頻度、管理規格等、 不具合品の製造防止対策を講じ、適切な品質管理ルールを設けて工程内保証をしてく必要があります。 LINE QC SPECIALISTを活用すれば、測定データの自動入力、工程内の傾向管理、 作業手順の監視作業、データ分析など多くの面で業務効率を向上する事が可能です。   10月26日(水)第2回目のLINE...

モーターシャフトの外観検査

今週はモーターシャフトの外観検査に関する配信です。 弊社の量産工場Fortune Crossで製造するパワーウィンドウのモーターシャフト。 高速回転するので品質はもとよりシャフトの欠陥は、 完全自動化された組立の生産ラインを壊してしまう恐れがあるため 細心の注意を払い品質管理に取り組んでいます。     両端面と上方向から、3つのカメラを使用しています。 シャフト胴部はラインスキャンカメラでワークを1回転させ全周の展開画像を取り込みます。 更にデクシスのマルチプルイメージャーで、 光学条件の異なる複数の画像(最大8ライン分)を1度に取り込み、微細な欠陥を検出します。   人が検査する際、無意識にワークの向きや角度を変えてキズを見ていますが、 ...

E-RINGの高速自動選別

今週はEリングの自動選別に関する配信です。 溝加工したシャフトに挿入し抜け止めとして使用するE形止め輪。 弊社の選別機なら、目視では検査しづらい軽量で小さく、薄っぺらい Eリングのような製品でも高速で選別が可能です。    ▲ETW-7の画像選別の様子 予め登録した形状と一致したらOK判定するパターンマッチング方式を採用。 回転角度や位置補正を自動で行い上カメラ、横カメラ、 (場合によっては下カメラも使用)で正確に寸法を捉えることで 変形不良やサイズ違い・異品混入などを検出します。 サイクルタイムは分速200-250個、1日で約10万個の自動選別が可能です。 Eリングの自動選別に関心のある企業様はお気軽にお問合せください。 それでは、今週...

精密部品のバリ検査

今週も画像選別機に関する配信です。 最近自動選別の問合せでよくあるのが精密部品のバリ検査。 全数を拡大鏡で選別しているが バリやチップ(切粉)残りの部品が流出してしまうというもの。 中にはひげのようなバリもありますが、 カメラとレンズ、光学条件を駆使して高速で自動選別が可能なものもあります。 ▲外径20mm/大、中、小、さまざまなバリが存在 ▲カメラと内径を細かくのぞけるレンズで検出が可能に その他、溝切削で発生するバリもかなり厄介です。 ▲外径20mm/溝切削で部分的にチップ(切粉)が残ってしまっている   ▲左がNG品の画像 右が画像処理した時の画像 チップの残留は部分的なので、4つのカメラで360°全周を撮像して検...

Fortune Crossの精密シャフト選別

今週は精密シャフト選別の紹介です。 量産シャフトメーカFORTUNE CROSSで 製造する精密シャフトの自動選別を正式にスタート。 以前より紹介しているキーエンスの投影画像測定器TM-X5065と 弊社の自動選別機をドッキングした寸法選別機です。     見た目は単純なストレートピンですが、 センタレス研磨による外径公差6ミクロンの管理が求められる精密シャフトです。     外径3箇所を測定しシャフトがテーパーになっていないか、 また全長を同時に測定し自動判定していきます。 ダブルヘッドのテレセントリックレンズで ワークの位置ズレに強く、視野全域を精度保証してくれるので安心です。   22年10月からの最低...

ラヨーン地区での選別事業スタート

今週はラヨーン選別ハウス関連の配信です。   いよいよラヨーンTRIGO事務所でも画像選別のサービスが始まりました。 まずは自動車の内装や床下を固定するクリップ部品です。 インドからの輸入品でユーザーが完成車メーカーのため検査も厳しく、 目視の受入検査では流出が止まらず画像選別をスタート。   そう言えば、最近海外からの輸入品、輸出品の選別依頼が多いように感じます。   工業用ファスナーの業界紙 「Fastener World」によれば、 タイの工業用ファスナーの貿易額は、毎年堅調な成長率を維持して伸びてるようです。   2021年タイの工業用ファスナーの輸入額は、12億ドル(1,700億円)で 年平均成長率3.7%で推移していま...

光学条件で激変・ボルトネジ部の打痕検査

今週はボルトネジ部・打痕検査の配信です。 標準仕様の画像選別機では判定が難しいものでも、 光学条件を変更する事で検出可能なものがあります。   もともとの光学条件では、X,Y0.3㎜以上の(ネジ部)打痕検出が限界で これより小さな打痕キズはギブアップせざるを得ない状況でした。 人間の顔くらいの大きさで3色の光を放つリング照明を 採用することで検出精度が改善され、 ナットが止まる小さな打痕キズ(NG)が検出可能となった事例です。   大半の製品を輸出するというこちらのお客様は 現在 全数目視検査を実施していますが、どうしても検査漏れが発生してしまう様子。 特に海外で不良が流出すると大変な損害になるので、 そのリスク回避と検査工数の低減、また客...

特殊なクリップ類の画像選別

今週は特殊なクリップ類の画像検査の配信です。   以前紹介しましたが、ナノNANOではファスナー、クリップ類の販売もやってます。 NANO台湾からの供給ルートによるコストメリットはもちろん 画像選別機や熟練オペレーターによる検査で 0(ZERO)PPMを目標に品質管理・品質保証にも力を入れてます。   ▲ 自動車コネクターロック部品の画像選別の様子 特殊な形状のクリップ類でも、案外高速で自動選別が可能です。 寸法、変形、MIX品検出はもちろん、バリやチップも カメラで撮像可能な位置なら検出できます。   柔軟性や適応能力で言ったら人の目は非常に優秀ですが、 致命的な不良を見逃すのもまた人であることは事実です。   自動選別機なら...