ニュース＆イベント
今週はBOI（タイ投資委員会）特典制度に関する配信です。
タイの製造業を支援するBOIは、自動化・スマート化プロジェクトに対して特典を提供しています。
具体的には、税務上の恩典です。
▲BOI投資奨励恩典のイメージ
タイBOI投資奨励恩典を活用すると、以下のメリットが得られます。
・輸入税の免除：
自動化設備の輸入時に税金が免除され、設備導入のコスト削減に繋がります。
・法人所得税の免除：
自動化設備にかかる費用を法人所得税から控除することができ、企業の税負担を軽減できます。
但し、投資金額の50%が減免の上限となります。
またこの制度を利用するには、最低100万バーツの投資が必要です。...
今週はEDDYによる「異材混入検査」についてお伝えします。
EDDY（過流探傷検査機）はキズやクラック検査にはもちろん
異材混入や硬さ、熱処理異常の検査に役立ちます。
もし別の鋼種が混ざったり、また異材が混入してしまった場合、
再熱処理を行うこともありますが、その際には寸法や機械的性質も変化してしまいます。
重要な部品の場合、全量を廃棄するしかありません。
しかしEDDYを使用すれば非接触・非破壊で、
全数を対象に高速で検査できるため無駄なく製品を救う事が出来ます。
EDDYを搭載したNANOの標準機なら、
画像検査と同じサイクルタイムで異材混入の検査が可能です。
今回とあるボルトメーカ様で異材混入の事案が発生しました。
量...
今週はEDDYによる「割れや表面クラックの検査」についてお伝えします。
EDDY（過流探傷検査機）は、ワークに同心円状の電流を流し、
渦電流の流れの変化によってキズ（欠陥）の有無を検査する方法です。
ワークにコイルを近づけると、磁界の作用で渦電流が発生し、
それにより微細なキズやクラックでも検出することができます。
▲フランジ部分の割れ・クラックを検出するテストの様子
従来、割れや表面クラック・線状キズ・亀裂などの検査は、
磁気探傷や浸透試験など手間もかかり全数検査が困難でした。
一方、EDDYは非接触・非破壊、さらに高速で全数を対象に検査できるのが最大の特徴です。
現在、弊社ではさまざまな問い合わせが寄せられて...
タイのモノづくりや量産工場に関わる皆様へのセミナーを、
6月9日（金）にアマタスプリングで開催しました。
このセミナーでは 品質改善、生産性向上、在庫適正化についてのテーマに焦点をあて
パトライト社、アルファツール社、ナノ精密３社協力のもと各社の得意分野を活かした内容で解説を行いました。
▲パトライト社は『製造現場の見える化による生産性向上と品質管理の改善』というテーマで、
具体的な事例を交えて分かりやすく紹介していただきました。
▲アルファツール社は『切削工具・消耗品等の適正な在庫管理』というテーマで、
在庫管理ツールボックスの活用や盗難防止、発注業務の効率化について解説していただきました。
▲ナノ精密では『全数...
LINE QC LITE（ライト）は、出荷前の検査データを（各顧客の所定様式に合わせて）
自動入力するシステムでお客様独自レイアウトの検査表を即時に作成する事が出来ます。
MITUTOYO製U-WAVEから送信された測定データを自動で取り込み、
測定するだけでお客様独自の検査表（Excelフォーマット）を作成できる仕組みです。
測定対象となる各測定部位、ワーク数情報、測定順序の設定も自由に行えるほか、
各測定部位毎にお客様独自の規格範囲が設定できるので、
測定データ受信時に合否判定ができ、NGも見逃しません。
またMITUTOYO製の測定器以外にも、VECTRIX製TelemeasureⅡ受信機、
Marposs製Quick Read...
NANOでは画像選別機の販売だけでなく、
お客様から部品を預かって検査を行う、選別請負サービス事業を展開しています。
現在選別ハウスはタイとインドネシアの2カ国3拠点で運営しており、
今後は日本やベトナム、インドなどでも展開を予定しています。
▲NANOでの画像選別サービスの様子
どんな製品が対象なの？
ボルト・ナットのような金属部品、Oリング、樹脂など様々な製品に対応します。
また材料・組織・硬度異常が検出できる過流探傷（EDDY）搭載の選別機も利用できます。
選別能力・納期はどれくらいかかるの？
1分間に200-300個のスピードで検査が出来るため、
1日だいたい5万個～10万個の選別が可能です。
今では各社様から毎月600～700万個...
今回は最新のAI搭載外観カメラ装置についてご紹介します。
ブレーキパッドは安全性に関わる重要なパーツでありその品質は非常に重要です。
軟窒化処理の工程において、表面処理不良が発生することがあるため、
これらを確実に検出する必要がありました。
▲ブレーキパッド表面処理不良の検出例
これまでの目視検査は不良の見逃しが発生し易く
かつ作業者毎のOKやNGレベルの基準の統一が課題でした。
この最新の外観カメラ装置は、AI（人工知能）技術を活用しており、
撮像画像と事前にAIが生成した良品モデルとを比較することで、微細な不良まで検出が可能となります。
２段のコンベア構造となっており表面の検査、ひっくり返して裏面の検査を行います。
コンベアサ...
本日は先日開催されたSUBCON2023のレビューについてお伝えいたします。
5月10日から13日にかけて開催された展示会では、たくさんのお客様にご来場いただきました。
この場を借りて、心から御礼申し上げます。
▲SUBCON2023の様子
SUBCON2023展示会では、最新の品質保証技術や革新的なソリューションをご紹介しました。
例えば、切削部品・Oリングの高速画像選別機や各種パーツフィーダー、 さらには現場の監視作業を自動化するLINE QCシステムなどがあります。
コロナの終息後初めての開催でしたが、来場者数もまずまずでした。
来場されたお客さんと話していてつくづく思うのが、1PPMでも不良の流出をさせないために、 結局一番安い方法は出...
今週は出荷データの自動出力システムに関する配信です。
現在 量産工場向けに出荷検査データを自動で出力するアプリを開発中です。
この新システムは、各会社の所定様式に合わせて、出荷データを自動的に転送するシステムです。
▲量産工場向けの出荷データ自動出力システム
測定対象となる各測定部位、ワーク本数、測定順序の設定も自由に行えます。
また、設定したマスター情報の測定順に従って、U-WAVEからの測定データを該当セルに入力し、規格範囲チェックを行います。
範囲外の場合は、ブザーが鳴り、セルの背景色が変更されます。
形状測定器、真円度測定器、CMMなどのラボデータもキーボードから入力可能です。
この新システムの最大のメリットは、
出荷デ...
今週は共催セミナーの案内に関する配信です。
タイのモノづくり企業・量産工場にかかわる方々に向けて、アマタスプリングにてゴルフコンペを、、、
ではなく、単品部品の量産工場に必要な知識やノウハウを学ぶセミナーをパトライト社、アルファツール社、NANO SEIMITSUの３社共同で開催します。
【セミナー概要】
日時：2023年6月9日（金） 13:30～17:00（仮）
場所：AMATA SPRING COUNTRY CLUB 会議室
参加費：無料
定員：50名
【セミナーテーマ】
・PATLITE
「製造現場の見える化による生産性向上と品質管理の改善」
生産性向上と品質管理の改善アイデアを紹介します。
・ALPHA...
今週は画像選別機のデータ出力に関する配信です。
選別機・検査機からのデータ出力で品質改善を実現しよう！
画像選別機の役割は不良検出だけではありません。
データ収集と分析のひと手間をかけることで、製品の品質改善に非常に役立ちます。
適切な傾向管理・記録を行い、データから得られる情報を有効活用することが大切です。
▲各種画像選別機でのデータ収集の様子
検査データを活用し現場への的確なフィードバックを実現できます。
また継続的なデータ管理と分析による改善活動で、
社内全体の生産性向上、コスト削減、お客様の満足度向上に寄与します。
皆様の現場でもきっとお役にたてると思います。
画像選別・自動サービスにご興味のある企業様はお気軽にお問合せ...
今週はSUBCON２０２３展示会に関する案内です。
来月INTERMACH SUBCON２０２３展示会が開催されます。
弊社も出展いたしますので、ぜひ足をお運びください。
▲INTERMACH SUBCON 2022の様子
【開催概要】
日程：２０２３年５月１０日(水)～５月１３日(土)
会場：BITEC（バンコク国際展示場）
出展企業数： １５３社
【弊社ブース】
ブース番号：E２ （ホール：１０４）
展示製品： 最新高速画像選別機、各種パーツフィーダー、品質管理のLINE QCシステム他
今年の弊社ブースでは、最新技術を活用した製品を多数出展致します。
特に注目の製品はOリングの高速画像選別機です。...
今週はLINEQCシステムに関する配信です。
品質管理システム「LINE QC SPECIALIST」は、
製品の品質向上と不良品の撲滅を目的としたシステムです。
▲TOHOKU Manufacturing (Thailand)渡邊工場長へのインタビューの様子(1:30秒～）
測定データをリアルタイムに判定し製品の出来栄えや、
不良品の傾向、発生頻度を分析することで、
工程内の改善点を洗い出し、品質向上につなげます。
抜取り検査の自動判定・自動入力が可能になるので、
生産ラインの効率性や生産性を向上させることができるだけでなく、
量産中の記録を後で分析することも容易になります。
品質管理においては量産データ含め工程...
今週はストレートピンの自動選別に関する配信です。
FB社様との協業でスロットルボディー用のストレートピンの取引がスタート。
精密鍛造加工を得意とするFB社様からブランク供給を受け、
FCTとNANOで研削加工と画像選別までを行います。
輸出案件という事もあり高精度の自動選別を通すことで0(ZERO)PPMを目指し
より安心で信頼性の高い製品を提供していきます。
▲センタレス研削加工後の画像検査の様子
外径３か所を測定しシャフトがテーパーになっていないか、
同時に全長を測定し自動判定していきます。
ダブルヘッドのテレセントリックレンズで、
ワークの位置ズレに強く、視野全域を精度保証してくれるので安心です。
...
今週は長尺ボルトの画像選別機に関する配信です。
自動車・バイクのエンジン・足回りで使用される高強度ボルト。
寸法NG、変形不良、外観キズなど重要保安部品だけに検査基準は大変シビアです。
従来の目視検査から画像検査に切替える事で、より正確な選別作業や硬度な品質を実現します。
今回は長尺ボルト専用の画像選別機について紹介します。
▲DT社様にて運用中の長尺ボルト選別機の様子
6つのカメラを搭載し、
ボルト全長・ヘッド・ボディーの寸法・変形・打痕キズを捉えます。
対象製品：150～300mmの長尺シャフト製品
測定箇所： 寸法・変形・（ヘッド・ボディーなど）全長の大きな打痕キズ・曲がり
サイクルタイム： 6本/分 (9-10...