ニュース&イベント

LQS x ISSOKU Smp

今週はLINE QCシステムに関する配信です。 LINE QC SPECIALISTは、単品部品の量産工場を対象にしたシステムです。 量産中の品質データをペーパーレスで管理し 現場の作業ミスを物理的に防止するポカヨケ機能も搭載しています。 今般、プログラムアップデートにより、ISSOKU製エアマイクロ”Smp” との連携が可能になりました。   ▲TMT社でのLINE QCシステム運用の様子   ISSOKU製の”smp”は、タッチパネル方式で操作も簡単、 マスタセットもシンプル、コンパクトで使い易い設計なのが特徴です。   測定データの自動入力は、作業効率・スピードが格段に上がるほか、 作業者の...

360°内面検査レンズ

今週は内面検査に関する配信です。 内面全周のキズ、欠陥、異物などの検査が出来るレンズです。 目視でははじきにくい内側のキズや打痕、 切り粉といったよくある内面不良を確実に止めてくれます。   ボアスコープのように穴の中にレンズを差し込むのではなく 外側から360°内面を見られるのが特徴です。 ワークとレンズに距離があるので照明も入れられ内面検査に最適なレンズです。   360°内面検査レンズの特徴: ・ナット類や円柱形状の内側全周を外から観察できる ・欠陥識別の判定値は、「面積(画素数)」、「ネジの有無、ネジ切本数」などから設定可 ・NANOの標準機のカメラに設置可能で、検査スピードは分速200~300個。   内...

リーマー加工とピンゲージ検査の自動化事例

今週は、自動機に関する配信です。   先日ブッシュ&カラー部品のリーマー加工とピンゲージ検査の自動機を納入しました。 この自動機は前工程のバリ取りと内径精度の調整をリーマー加工で行い その後Go/No-Goゲージを通してすき間の検査を行うものです。   以前は、この作業に8名の作業員が必要でしたが、 細かな作業のために生産性があがりづらく、見逃しも多発していました。 しかし、作業の自動化によって人為的なミスを排除し、アウトプットを大幅に向上させました。 また2つの異なるボールフィーダーを用意し8つのモデルに対応する仕様としています。   この自動機のサイクルタイムは5秒/PCで、 1日のアウトプットは1シフトあたり5,500個に達します。 ...

製造業のペーパーレス化をサポート

今週は、Line QC システムに関する配信です。 Line QCシステムは工場での紙ベースの製造記録をデジタル化し、 測定データをリアルタイムで解析・活用できるようにしたシステムです。 手書きの記録帳票は信頼性にばらつきが生じやすく 記録をまとめたり、入力・集計も面倒なため不具合の原因特定も難しくなります。     LQS(Line Quality System)なら、さまざまな計測器と連携しボタン一つでデータを取り込み、記入ミスやNGの見落しを防ぎます。  傾向測定しながら結果がチャートで確認できるので、寸法の傾向やバラツキにいち早く気づけるようになります。   各社の主力製品や設備ごとの工程能力を半年や1年、過去にさかのぼって...

特注パーツフィーダー

今週のテーマは、「特注パーツフィーダー」です。 NANOでは、お客様の製品に合わせて設計・製作できる カスタムメイドのパーツフィーダーを提供しています。 以下の動画で、これまでの事例を簡単に紹介します。 ■振動式パーツフィーダー(ボールフィーダー) • 製品を振動によって供給します。 • 上段(ボール)は簡単に取り換え可能で、ボール部分のみをカスタマイズできます。   ■スピンフィーダー(回転式パーツフィーダー) • 製品の供給速度が高く、部品を傷つけにくい特徴があります(遠心力を利用して製品を搬送し、部品同士の接触を抑えます)。 • 標準サイズとして、φ450/φ600/φ800の回転ボウルをご...

Oリング・オイルシールの全数検査

今週は標準機を使用したOリング検査の様子をお届けします。 従来、ゴム製品は外観検査の自動化が難しく目視に頼らざるを得ませんでした。 形状が不均一でキズが見づらく見逃しが起きたり またゴムの柔らかい性質上、ノギスやマイクロメータでの 計測誤差が生じやすいといった課題がありました。 こちらはガスホースなどの配管継手に使用されるゴムパッキンですが、 グラスタイプの標準機を使用し、離型キズ、ピンホール、 変形不良の外観検査を自動化した事例となります。   <高速画像選別機の特長> ・直径5mm~40mmのOリング検査に対応 ・24時間 365日の稼働が可能 ・バリ検出や割れ、欠け、充填不良の検出に対応 ・競合他社製品に比べてコストパフォーマンスが高い &nbs...

阪神ネジ(タイランド)ピントン自動選別ハウス

今回は「ピントン自動選別ハウス」についてご紹介します。 阪神ネジ(タイランド)はネジの専門商社ですが、 今回、同社ピントンのサテライトオフィス内に、 タイで3拠点目となる自動選別ハウスをオープンし選別請負サービスの提供を始めました。 NANOグループの画像選別サービスを利用することで、 「100万個に1個のひどい不良品」を確実に排除できます。   また不良が止まることで顧客の評価が向上し この積上げが会社の信用やブランドに直結していくと考えています。 実際、初めに大きな不良品が発生することで、受け入れ基準がより厳格になることがあるため、 問題の根本を解決することが非常に重要です。   そして結局のところ、不良が流出すれば余計なコストや時間、労...

最新のOリング選別機

今回のテーマは、「Oリングの画像選別機」です。 最新のOリング画像検査機について、 取引先メーカーから提供された資料を元にその仕組みを皆様に分かりやすくご紹介します。     この機械はダブルグラス方式を採用しワークを反転移動させ24台のカメラで両面全周を検査します。 さらに進化した点は、AI(人工知能)を活用した画像処理技術の導入です。 「Chat GPT」と同様のRLHF(Reinforcement Learning from Human Feedback)方式を採用し、 人間のフィードバックを元に欠陥を学習させる手法を取っています。 これにより、従来よりも検出精度が人の目に近づけられるようになりました。   対応するOリングの外径は5~...

電子回路部品の画像選別

今週のテーマは、「電子回路部品の画像選別」です。 中国と台湾では、半導体や電子部品の画像選別競争が熾烈に行われています。 今回は、取引先メーカーから提供された抵抗器の高速外観検査の仕組みをお見せします。     先週紹介したTFCT社と同じように、1~2㎜ほどの製品を分速1,000~10,000個の速さで検査しています。 パーツ供給、撮像(カメラと照明)、画像処理、人工知能(AI)など、 これら分野で技術革新が進み、年々進化を遂げています。 中国・台湾ブランドは、日系と比べて色々と足りない部分もありますが、 その欠点すら凌駕する競争力が何よりの魅力です。   引き続き、中国・台湾のAOIメーカの技術動向について発信していきたいと思いますし、...

台湾AOIメーカTFCTのご紹介

今週は台湾の画像検査メーカー、TFCTについての配信です。 TFCT社は台中に拠点を置くAOIメーカーで、 主に抵抗器やセンサ、電流ヒューズなどの電子回路部品の検査を得意としています。 こちらの「AOI」とは、「Automated Optical Inspection」の略で、自動光学検査を指します。     この動画では、0.2x0.4㎜の極小サイズの電流ヒューズ検査が行われています。 パルス(電気信号の波)を管理しながら、 0.2㎜~の微細なワークを詰まらせずに製品の間隔を一定に保ちながら供給しています。 様々な色のフラッシュを使用して最適な光源を作り出し、 6つのカラーカメラで6面体全てを撮像しています。 驚くべきは、システムの画像処理速度で分...

インデックス画像選別機

今週はインデックス画像選別機の紹介です。   弊社の画像選別機は主に2種類、グラステーブルタイプとインデックスタイプがあります。 自立可能で30mm四方に収まる製品はグラステーブル、 長尺製品は首を引っかけるタイプのインデックスを採用します。   こちらの設備は側面カメラ2台、上カメラ1台、全周360°を囲う外観用カメラ4台、 計7カメラ搭載のインデックス画像選別機です。 これにより頭部・胴体部分の径寸法や打痕・キズ、変形、曲がりの不具合を正確に検出します。   【対象ワーク】 対象サイズ:M3 ~ M12 首下L寸:30mm ~ 150mm   【主な検査項目】 ・頭部寸法・形状(厚み・幅) ・首下L寸長短検査(ネジ...

溶接ナットの自動選別

今週は溶接ナットの画像選別に関する配信です。   ウェルド(溶接)ナットは、自動車のボディシェルやオートバイなど プレス部品の接合部で大量に使用されてます。 スポット溶接を行いプレス部品に密着固定させるので、 突起部形状や寸法異常・バリやチップの混入も許されません。 弊社の選別ハウスでは、毎月200万個の溶接ナットを画像選別に通しています。 寸法(幅・縦・長さ・内径)や突起形状、表面に発生する打痕キズなど 毎分250~300個のスピードで検査が可能です。 チップなどの異品混入やタップの偏心(中心位置ズレ)も同時に検出します。 自動選別なので、人による判断のブレやポカミス、見逃しなどもありません。   さらに グループ会社で溶接ナットのスポ...

バネ部品の高速自動選別

今週はバネ部品の高速自動選別に関する配信です。   通常、バネ部品の測定にはノギスやマイクロメーターが使用されますが 伸縮性があるため作業員によって測定値にバラツキが生じることがあります。 また非接触の投影機を使ってもタクトが問題となることがあります。 画像選別機ならこれらの課題を一気に解決でき、 微細な欠陥や作業者による測定のブレを排除できるため、 全数を対象に高速かつ安定した測定が可能です。 これまで見つけることが難しかった不良も見逃しません。   もちろんバネやゴムといった伸縮性のある製品だけでなく、 金属部品など様々な製品に幅広く対応しています。   画像検査についてご興味のある企業様がいらっしゃいましたら、 お気軽にお問い合わ...

カスタムパーツフィーダー

今週は「パーツフィーダー」に関する配信です。 画像処理装置や自動機に欠かせないパーツフィーダー。 NANOではお客様の扱う素材や形状、寸法に合わせてオーダーメードで製作します。 実際の設計・製作は弊社の中国パートナーATS社が担当します。 カスタムパーツフィーダーとなると、日系メーカでは1台100万円前後が一般的な相場ですが、 弊社の場合はその半分近い価格設定としています。   ▲TO社様でのパーツフィーダー入替えの様子   ▲バネ用パーツフィーダー&線バネの自動選別   ▲回転式パーツフィーダーのご紹介   NANOでは パーツフィーダーの製作→設置・据付→量産立上げまで どんな現場も責任をもって対応...

出荷前の全数検査(シャフト製品)

今週は「出荷前の全数検査(シャフト製品)」に関する配信です。   Fortune Crossでは、毎月1,000万本以上のシャフトを製造しています。 100万本に1個のZERO PPMレベルで品質保証していくには 一連の製造プロセスにおいて工程能力CP/CPK 1.67以上が求められます。 ただ、現実問題 設備の故障や老朽化など物理的な制約がある場合、全数検査で逃げるしかありません。 今回はそんな事例を少し紹介します。     ▲こちらの製品は外径3.175~3.180mm (公差レンジ5ミクロン)を保証します。 キャリアから落下するシャフトをスライドさせながら板状の接触子を押し当て二点測定しています。 シャフトの先端と末端二点でテーパーになってい...